都営地下鉄浅草線蔵前駅の西、徒歩3分。諦蓮社深誉縁残真誠が開基となって創建したと言われているが、創建の年代など詳細は明らかではない。道路をはさんで向いにある松平西福寺の塔頭のひとつ。 境内は広くはなく、こぢんまりとしており、寺門の脇に寺の名を書いた提灯が下がっているのが目にとまる。墓所には高嵩谷(こうすうこく)の墓があるが、非公開。 高嵩谷は江戸時代の英派の絵師として英一蝶の門人である佐脇嵩之に師事し、風俗画にすぐれ、中年以後は武者絵を描いて、江戸中期から後期にかけて活躍した。