東武伊勢崎線浅草駅の北、徒歩5分。浅草寺境内の東側の門で、元和4年(1618年)東照宮の随身門として建立されたのにはじまる。はじめは豊岩間戸命と櫛岩間戸命の二神を祭っていたが、明治の神仏分離の際に二神を廃して二天を奉安し、「二天門」と改称した。 現在の木造切妻造りの八脚門は、慶安2年(1649年)ごろの建立といわれ、向かって左側に増長天、右側に持国天を安置している。「二天門」の扁額は明治時代の太政大臣三条実美の筆。 近年補修改築工事が施されて、平成22年(2010年)4月、朱塗りの美しい姿がよみがえった。 国の重要文化財に指定されている。 →浅草略図