京王相模原線京王よみうりランド駅の東、徒歩5分。多摩丘陵の山腹にあり、創建年代は明らかではないが、神社による「略誌」によれば、創建は孝安天皇4年(紀元前423年)とされる古社。元禄7年(1694年)に菅原道真を合祀したといわれる。 境内には社殿のほかに水盤舎、神楽殿が建ち、現在の社殿は昭和61年(1986年)の改築。8月の例大祭には江戸時代からの伝承とされる獅子舞が奉納される。また、境内には江戸時代に建てられた筆塚があり、獅子舞も筆塚も稲城市の文化財に指定されている。 境内の崖下、三沢川沿いには胎蔵界、金剛界と呼ばれる奥行き10mぐらいの洞窟があって、かつては十五童子の石仏が安置されていたが、明治時代の神仏分離の際に、別当寺の威光寺に移された(現在の洞窟は二度目のもの)。 洞窟の前には東京の名湧水57選にも選ばれている湧水(御神水)が湧き出ていて、水を汲みに来る人が絶えない。