JR八高線箱根ケ崎駅の東方,徒歩約40分。狭山丘陵に造られた都立の自然公園で,昭和63年(1988年)に開園した。今後開園が予定されている土地も含めると、総面積は約260ヘクタールと広大で、都立公園の中では最大の広さ。 公園は武蔵村山市と瑞穂町にまたがっており,丘陵には数多くの谷戸が切れ込み、雑木林の中にさまざまな植物や野鳥を見ることができる。たくさんの遊歩道や尾根道が整備されており、展望台からは富士山,丹沢山系,秩父多摩の連山の眺望がよく,春は花見客でにぎわう。 また、人間の暮らしと自然が調和した「里山」文化の学習や体験ができることを目的に,雑木林と水田の風景が広がる園内には江戸時代の民家(里山民家)が復元されており、木製遊具で遊ぶあそびの森,冒険の森,運動場や遺跡広場などがある オオタカやフクロウなどが生息していることでも知られている。