小田急小田原線狛江駅の西、徒歩10分。かつて泉龍寺の表門の突き当たりにあった荒井家を移築復元した古民家で、平成14年(2002年)に狛江市立の古民家園として開園した。 荒井家は医業・農業を営んでいた農家で、小田急線の開通やその後の複々線化工事などにより解体して保存されていた。「むいから」とは茅葺き屋根に使う麦わらのことで、建物は江戸時代後期の建築と推定されており、部分的な改修はされているものの当時の面影を伝えていて、狛江市の文化財に指定されている。 民家園ではひな祭りなどをはじめ、さまざまな日本の伝統的行事や催し物が開催されており、年配者には懐かしさがよみがえるだろう。