JR武蔵小金井駅の南、徒歩10分。もとは築地にあったが関東大震災で被災し、昭和3年(1928年)に現在地に移転した。昭和20年(1945年)に戦災で焼失し、鉄筋コンクリート造りの現在の本堂は昭和40年(1965年)に再建されたもの。 この西念寺の墓所と道路をはさんだ南側には鴨下・関両家の共同墓地があり、小金井小次郎の墓があることで知られる。小金井小次郎は旧下小金井村名主関家の次男で幕末の大侠客のひとり。関東一円に勢力を持つ大親分で、清水の次郎長とも交流があったといわれる。墓所には墓と山岡鉄舟筆でひときわ高さのある追悼碑がある。