JR青梅線中神駅の南、徒歩12分。寛永元年(1624)、夢窓国師を勧請開山として萬松和尚によって創建された。立川氏一族の館があったところと伝えられるが、明らかではない。 旧本堂は第二次世界大戦の戦災で被災し、現在の本堂は昭和36年(1961年)に再建されたもの。建物の特異なたたずまいが目を引く。本堂の手前にある古い鐘楼は文化13年(1816)の造立で、地元の豪商によって寄進されたものといわれる。 寺では江戸時代後期には寺子屋が開かれ、明治時代には小学校が置かれるなど、この地域の教育との関わりが深い。