京王線武蔵野台駅の南東、徒歩3分。源頼朝が奥州合戦の際に持ち帰った藤原秀衡の守本尊の薬師如来を祭ったのに始まるとされる。また、現在の地名である車返はその際薬師如来を運んできた車を返したことにちなんでいるといわれるが、明らかではない。 その後永正13年(1516年)教誉良懐上人を迎えて中興開山としたとされ、さらに天正2年(1574年)、徳川家康の家臣宮崎泰重が堂宇を寄進して寺を現在地に移転したと伝えられている。 境内には宮崎泰重及びその子孫の墓があり、門前には府中市の名木百選に選ばれているサイカチの古木がある。