JR青梅駅の南東、徒歩7分。室町時代に浄土宗の一蓮社尭誉宗公上人を開山として創建されたと伝えられる古刹だが、その年代は明らかではない。はじめは浄土宗であったが、のちに臨済宗に改宗した。 本堂、客殿、庫裏が建ち、これらの堂宇は明和年間(1764〜1771年)の再建といわれ、本堂には多摩青梅七福神の毘沙門天を安置している。境内には池のある庭園、小さな三重塔、青面金剛の庚申塔などがある。また、墓所には中里介山の『大菩薩峠』に出てくる義賊、裏宿七兵衛の墓や江戸時代中期の国学者・歌人の根岸典則の墓がある。 本堂では時折ライブのコンサートを開いたりするなどユニークな活動を展開している。