JR青梅線沢井駅の南東、徒歩5分。江戸時代に名主役を努めるとともに、筏師組合の惣代としてこの地域の指導的な地位にあった福島家の住宅。寛政初年(1790年)ごろの建築と推定されており、江戸時代の格式が高い家の建物として中門や板塀も含めて東京都の有形文化財に指定されている。 普段は開放されていないので内部を見学することはできないが、古い歴史を感じさせる庭の中に各地に保存されている古民家よりも重厚で格式のある 茅葺き・入母屋造りのたたずまいを見ることができる。