JR青梅駅の西,徒歩10分。青梅街道に面して建っている古い商家。この建物は江戸時代後期の建築と考えられ,都の有形民俗文化財に指定されている。 青梅は江戸時代には木材・石灰・織物などの集散地として,また宿場町として栄えたところで,この稲葉家住宅は当時「稲葉店」と称して材木問屋と青梅縞の仲買問屋として活躍した豪商の建物。間口が広く,店舗部分が土間になっている「前土間形式」で,往時のたたずまいがよく整備されて保存されている。
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