JR三鷹駅の北、徒歩25分。五日市街道に面して建つ寺で、了源を開山として寛文3年(1663年)に創建されたと伝えられる。明治時代に神仏分離が行われるまでは東隣にある稲荷神社の別当寺であった。 境内は広くはないが、本堂と太子堂が建ち、白亜の本堂が特異なたたずまいを見せている。 境内には推樹齢300年を超えると言われるイヌツゲがあり、武蔵野市の天然記念物に指定されている。イヌツゲはモチノキ科の常緑灌木で、寺の創建の頃に植栽されたと推定されており、夏には白くて細い花を咲かせる。