JR中央線武蔵境駅の南西、徒歩3分。観音院は、もとは松江藩主松平出羽守直政の下屋敷だったところで、直政が屋敷内に観音堂を建立したのが始まり。のちの幕府公認の寺になったと言われている。 境内は広くはないが、山門を入った右手に豪壮な仁王門があり、その奥正面に本堂がある。現在の本堂は昭和57(1982年)年の建築。 境内には石像の来迎阿弥陀如来像があり、武蔵野市では最も古い石像として市の有形文化財に指定されている。また、墓所には阿形(あぎょう)と吽形(うんぎょう)の珍しい大きな2基の亀趺がある。