多摩モノレール柴崎体育館駅の西,徒歩12分。鎌倉時代から南北朝時代にかけてこの地を支配した立川氏の菩提寺として、物外可什禅師を開山とし、文和2年(1353年)に創建されたと伝えられる。 普済寺の地は立川宮内少輔の居館だったところとされ、一帯は「立川氏館跡」として都の史跡に指定されている。境内には 山門,本堂,庫裡,観音堂,鐘楼が整然と建ち並んでいる。本堂は平成7年(1995年)の火災で焼失したが、現在のコンクリート造りの本堂が再建された。 寺では珍しい六角六面の石幢を保存しており、国宝に指定されている。この石幢は、延文6年(1361年)に開山物外和尚の弟子性了が修行道場の鎮護を念じて建立したとされる。なお、このレプリカが立川市歴史民俗資料館に展示されている。