JR八王子駅の北西、徒歩10分。この地に延長2年(924年)に創建された八幡神社と、はじめは延喜16年(916年)元八王子城山に創建された八雲神社が幾多の変遷を経た後この地に移って社殿を建て、後に両社が合祀されて現在の八幡八雲神社となった。 八幡神社の時代から八王子の総鎮守として地域の信仰を集め、現在でも例大祭のほかに八王子まつりなど多彩な年中行事が繰り広げられる。 また、境内にはこぢんまりとした横山神社がある。建保年間(1213〜1218年)創建された神社で、この地を開拓して現在の八王子のもととなった横山村を形づくるとともに、武蔵七党の一つとして勢力を振るった横山党の始祖でもある横山義孝を祭っている。この地が「横山党根拠地」であったことから一帯は東京都の旧跡に指定されている。 神社の北にある妙薬寺には横山氏を供養する宝篋印塔がある。