JR八王子駅の南西、徒歩12分。室町時代の開創と伝えられる古刹。文禄2年(1593年)にそれまで八王子市の犬目にあった薬師堂を現在地に移して俊覚法印によって中興されたと伝えられている。 天正11年(1583年)の建立と言われる本堂は、屋根の両端に2つの擬宝珠(宝珠の飾り)を戴く珍しい姿をしている。また、山門は八王子千人隊の千人頭旗本中村左京の屋敷の門を移築したものといわれ、どっしりとした重量感のあるたたずまいを見せている。 墓地には、蘭学者秋山義方、左蔵父子の墓がある。。