都営地下鉄新宿線東大島駅の北、徒歩10分。旧中川の逆井橋あたりは、もと江戸と房総を結ぶ街道(元佐倉道)の渡し場(渡船場)があったところで、明治12年(1897年)に橋が架けられて渡しは廃止された。 その後、橋は明治31年(1898年)に東京府によって架け替えられ、さらに昭和43年(1968年)に鉄橋に架け替えられた。現在の橋は平成11年(1999年)に架け替えられたもの。 江戸時代には歌川広重の『名所江戸百景』も描かれた風景のよいところであったが、現在は逆井橋の上にさらに首都高速の橋が二重に架けられていて当時の面影はない。 渡し場の跡は江戸川区の史跡に登録されている。