東京家政大学博物館
JR十条駅の南、徒歩8分。東京家政大学の百周年記念館4,5階にある。
東京家政大学は渡邉辰五郎が明治14年(1881年)に湯島に私塾「和洋裁縫伝習所を開設したのが始まりで、変遷を経て昭和24年(1949年)に現在名称となった。
博物館は昭和56年(1981年)に「東京家政大学生活資料館」として開館し、平成9年(1997年)に現在名称に変更した。
展示室では常設展として校祖渡邉辰五郎と大学開学時の学長青木誠四郎の業績などをパネルなどで展示するほか、渡辺学園裁縫雛形コレクションを展示している。
裁縫雛形とは裁縫の練習用に作られた衣服などのミニチュアで、着物の仕立てに使われた鯨尺を約3分の1に縮小した物差し(雛形尺)を使って製作された。小さな雛形を製作して学ぶことで布地を節約し、製作時間の短縮を図るというねらいがあった。
数々の裁縫雛形は国の重要有形民俗文化財に指定されている。
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