都営地下鉄三田線板橋本町駅の南東、徒歩7分。中山道旧板橋宿の中心部だった仲宿と上宿(現在の本町)の間、石神井川にかけられた橋で、板橋の地名の由来といわれる。『江戸名所図会』に見られるのは太鼓橋だが、現在の橋は昭和47年(1972年)に架けられたコンクリート製。木製の橋のように模して造られている。 旧板橋宿は、品川、内藤新宿、千住とともに江戸四宿のひとつだったが、現在は宿場の面影はあまり残ってはいない。この板橋だけが江戸の名残をかすかに残している。