都電荒川線荒川区役所前停留場の北東、徒歩2分。大聖寺は、先代住職が昭和5年(1930年)に説教所を当地に設立したのに始まり、昭和22年(1947年)に大聖寺となったと言われる。 本堂はこぢんまりとしており、歴史は比較的新しい。寺では紙本着色善導・円光両大師の二幅の画像を所蔵している。善導大師は唐代の僧で中国浄土教を大成したことで知られ、円光大師は浄土宗の祖法然上人の諡(おくりな)。これらの画像は署名などから江戸時代初期のものと推測され、荒川区の有形文化財に登録されている。