JR南千住駅の北東、徒歩15分。永禄4年(1561年)、川中島合戦で敗れた上杉の家臣高田嘉左衛門が同志とこの地に落ちのび、村落生活の安寧を祈願するため創建したと伝えられる。 古くは大六天と称したが、明治の神仏分離により社号を現在名に改称した。胡録とは武士が矢を持ち歩くための容器で、この地で盛んだった胡粉作りの「胡」の字と大六天の「六」にあやかっている。本殿は嘉永5年(1852年)の改築によるもの。平成15年(2003年)、汐入地区の再開発により、以前の場所の少し前の現在地に遷座した。 境内には旅の安全を守る道祖神と、高田嘉左衛門らが刀と鎧兜を埋めたところとされる刀塚がある。