JR南千住駅の東、徒歩18分。隅田川の川沿いにある。神亀元年(724年)勅願によって創建されたと伝えられる古社で、中世には源頼朝、千葉氏、宇都宮氏らの崇敬を受け、大社として参詣者が多かったといわれる。 境内は開放的な明るさに包まれており、江戸時代に建立されたふたつの鳥居をくぐると本殿のほかに江戸神社や北野神社など末社も多い。また、在原業平の『伊勢物語東下り』の有名な一節「名にし負はば いさこととはん 都鳥 わが思ふ人は ありやなしやと」が記された都鳥歌碑や江戸時代後期の文人亀田鵬斎の詩碑などの石碑がある。 神社の付近は室町時代中ごろに武蔵千葉氏の居城であった石浜城があったところと推定されている。