JR上中里駅の南,徒歩7分。足尾銅山などの事業で知られる古河家の屋敷跡で,洋風庭園と和風庭園からなり,園内には洋館が建つ。戦後,国へ所有権が移ったあと,東京都が国から無償で借り受け,昭和31年(1956年)に公開された。 洋館と洋風庭園の設計はイギリス人のコンドルによるもので,心字池を中心とした和風回遊式の庭園は京都の庭師植治によるもの。洋風庭園と和風庭園が調和がみごとで,都内では美しい庭園のひとつにあげられ、国の名勝に指定されている。 園内は緑が多く,バラやツツジ,紅葉のシーズンは特に美しい。なお,洋館建物内の見学は,往復はがきによる事前の申し込みが必要。