JR大塚駅の南東、徒歩10分。住宅街の中の高台にある。開創の年代は明らかではないが、永禄5年(1562年)良賢という僧が中興したと伝えられる。はじめは小石川大塚にあったが、元禄4年(1691年)に現在地に移転した。 かつてこの地は牧場が多く、寺の門前には伝染病で死んだ乳牛を供養する「疫牛供養塔」(明治43年建立)がある。また、石段の脇には「左巣鴨庚申塚、向巣鴨監獄、右大塚道」と刻まれた庚申塔(明治37年造立)がある。 境内には、廃寺となった福蔵寺から引き継いだ十羅刹女堂があり、十羅刹女神を安置している。また、墓地には水戸藩の儒者国友善庵、守山藩の儒者戸崎淡園の墓がある。