都電荒川線面影橋駅の北。神田川を渡ってすぐ、オリジン電気株式会社入り口の角のところに石碑がある。明治時代末ごろまでこのあたりは山吹が群生する里であったと言われる。 山吹の里碑に関しては,太田道灌が鷹狩りに出た際ににわか雨に遭い,この地の農家で蓑(みの)を借りようとしたところ,その農家の娘が「七重八重花は咲けども山吹のみのひとつだになきぞ悲しき」という後拾遺集の古歌に託して山吹の花を差し出したという伝説が残っている。 ただし,この山吹の里の場所については異説があり、荒川区の泊船軒にも同様の伝説が残されている。→泊船軒(山吹の塚)
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