JR荻窪駅の北西、徒歩20分。青梅街道から一歩入った住宅街に広がる広大な公園。かつては日産自動車の荻窪事業所があったところで、平成13年(2001年)に売却され、その後都市再生機構によって住宅やスーパーマーケット、介護施設、保育所などが建設された。 残りの土地は防災公園として整備され、平成23年(2011年)、「桃井原っぱ公園」として開園した。 約2万9000平方メートルの広々とした園内には、数本の樹木とベンチ、水飲み場、トイレがあるだけで、あとは何もなく文字通りの原っぱ。原っぱは河川敷などで見受けられるが、住宅が密集した都市にはめずらしい。都市の各公園はよく整備されていて設備が整っているところがほとんどだが、この広場のように何もないことが逆に新鮮さを感じさせてくれる。 休日などには思い思いにこの広場を楽しむことができるのが特徴だ。