西武新宿線沼袋駅の北,徒歩4分。明治天皇の崩御に際し、深い感謝と哀悼の祈りを捧げるために、榮照法尼を開基として大正元年(1912年)に創建された。 端正なたたずまいを見せる本堂は大正6年(1917年)の建築。境内には多くの賛同者から寄進を受けた観音石像約180体が建ち並び、寺は「百観音」とも呼ばれる。 百観音とは近畿一円の西国三十三観音・関東地方の坂東三十三観音・秩父地方の秩父三十四観音の3大霊場の総称で、それぞれの観音像は各札所の本尊を模していることから「写し霊場」といわれる。 毎年7月末の日曜日には、観音像にロウソクを捧げる献灯会が行われ、幻想的な光景を展開する。