京王線笹塚駅の北東、徒歩6分。寛永17年(1640年)に創建され、はじめは参宮橋にあったが、陸軍の代々木練兵場が造られることになり、明治42年(1909年)、現在地に移転。この地にあった法界寺と合併し、法界山清岸寺と改称した。 昭和20年(1945年)の空襲で堂宇を焼失し、現在の本堂は昭和26年に千葉県岩井町の民家を移して改築したもの。明治期の民家を仏堂に転用した貴重な事例として渋谷区の有形文化財に指定されている。 境内には室町時代の板碑、念仏供養塔、庚申塔、五輪塔など貴重な文化財や記念碑が多い。また、酒の飲み過ぎを防いでくれると言われる「酒呑地蔵」は健康を願って訪れる人が少なくない。