妙高寺
京王線千歳烏山駅の北、徒歩15分。烏山寺町の26ヵ寺の中では最も南に位置しており、本堂が端正なたたずまいを見せている。
寛永2年(1625年)、首玄院日立を開山として、浅草今戸に創建されたと伝えられるが、江戸時代から度重なる火災で記録を焼失したため、創建以降の詳細は定かではない。大正12年(1923年)関東大震災で罹災し、昭和2年(1927年)に現在地に移った。
江戸時代には老中水野忠邦が帰依し、嫡子の水野忠精が地所と七堂伽藍を寄進して、以後妙高寺は江戸における水野家の祈願所の役割を担うことになった。このため寺は水野家との縁が深く、墓地には水野忠精やその子忠弘を始めとした水野家代々の墓がある。
墓地にはほかに江戸時代中期の尊王論者である藤井右門や日本画家の速水御舟など、著名人の墓が多い。
また、境内には旧有栖川宮邸の書斎を移築した書院がある。
→からすやま寺町案内 http://www.tera-machi.com/tera/
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