京王井の頭線・小田急線下北沢駅の南、徒歩10分。文明年間(1469〜1487)に世田谷城主であった吉良家の勧請によって創建されたと伝えられるが、文化9年(1812)、別当寺であった森厳寺が火災により古文書や記録などを焼失したため明らかではない。 この地域では世田谷七沢八社随一正八幡宮といわれ、旧下北沢村の鎮守として地域の信仰を集めてきた。 現在の本殿は昭和53年(1978年)の建築、幣殿・拝殿は大正9年(1920年)に改築されたもの。木々が茂る境内はそれほどの広さはないが、本殿・拝殿のほかに平成16年に改築された比較的新しい神楽殿がある。