東急世田谷線若林駅の南、徒歩10分。徳治3年(1308年)当地の領主であった北条左近太郎入道成願が八幡大神を勧請して創建したと伝えられる。成願の乗った馬が留まったところに社殿を造営したため「駒留八幡」と呼ばれた。 永禄年間(1558〜1570)には世田谷城主吉良頼康の側室常盤が不義の疑いを受けて子どもを身籠もったまま自害し、頼康は死産した子どもを駒留八幡宮に祭ったため若宮八幡宮とも呼ばれる。境内には常盤姫を祭る常盤弁財天があり、常盤姫をめぐっては「鷺草伝説」が残されている。 境内はやや雑然としているが広く、三峯神社、菅原神社、榛名神社、駒留稲荷神社などの境内社がある。