東急田園都市線三軒茶屋駅の東、徒歩15分。江戸時代初期に中興の古寺で、江戸時代末期から明治維新にかけて無住となって荒廃しかけたが、明治25年(1892年)に三田村慧荘和尚が入山して寺を復興させたといわれる。 豪壮な山門は徳島藩蜂須賀家の三田中屋敷の門を移築したもの。切妻造り両出番所両潜戸付きの建物で、江戸時代の武家屋敷門の特徴をよく伝えるものとして東京都の文化財に指定されている。 山門をくぐると本堂や薬師堂、鐘楼が堂々としたたたずまいを見せている。