小田急小田原線喜多見駅の南東、徒歩20分。天平12年(740年)の創建と伝えられているが、明らかではない。永禄13年(1570年)、小田原の北条氏に仕えた江戸頼忠が再興したという棟札がある。境内は広く森閑とした檜や杉の木立の中に長い参道が続いている。 一の鳥居をくぐると、さらに奥に石造のやや小さい二の鳥居がある。この鳥居は承応3年(1654年)に喜多見重恒、重勝の兄弟によって建立されたとされ、世田谷区では最古の鳥居として、区の有形文化財に指定されている。また、節分の鬼やらい行事と神前神楽の民俗芸能が氏子によって伝承されており、無形民俗文化財に指定されている。