東急目黒線奥沢駅の北、徒歩3分。室町時代、世田谷城主吉良氏の家臣大平氏が奥沢城を築く際に守護神として勧請したと伝えられる。現在の社殿は昭和45年(1970年)の建造で、室町時代の様式を取り入れており、特徴がある。 神社の入り口にある鳥居には、しめ縄で作られた大蛇が巻き付けれていて人目を引く。江戸時代に奥沢に疫病が流行した際、村の名主の夢枕に八幡大神が現れ「藁で作った大蛇を村人がかつぎ、村内を巡行させるとよい」というお告げがあり、早速ワラで大蛇を作り村中をかついで巡行させると疫病が治まったという伝説がる。このため厄除けの大蛇として疫病退散を祈念する人が多い。 毎年9月中旬には「大蛇お練り行事」が行われ、縄の大蛇が周辺を練り歩く。