京浜急行大鳥居駅の南、徒歩7分。年代は明らかではないが、慈性(平治元年寂)が開基となって創建したと伝えられる古刹。安政5年(1858年)の火災で堂宇を焼失したが、明治42年(1909年)に本堂が再建された。 明治の神仏分離令で分離するまでは牛頭天王社があった(分離後は八雲神社として独立し、その羽田神社と改称)。 境内には大森の弁天神社(三輪厳島神社)から昭和4年(1929年)に移築された牛頭天王堂がある。これは文久元年(1861年)の建築といわれ、向背の軒下には弁財天の彫刻が施されており、江戸末期の精巧な建築物として大田区の有形文化財に指定されている。