京急本線京急蒲田駅の西、徒歩2分。永禄年間(1558-1569)、この地の地頭であった行方修理亮義安が戦死した後、義安の室であった円光院妙安尼が兄斉藤政賢の屋敷内に庵室を結んだのが始まりとされる。天正17年(1589)、尼が没した後、日現上人を開山とし、寺として開創された。 明治時代に神仏分離が行われるまでは、西隣りの蒲田八幡神社の別当寺であった。昭和20年(1945年)の空襲で堂宇を焼失し、昭和40年(1965年)に現在の本堂が再建された。 墓地の奥には妙安尼供養塔があり、所蔵する木造日蓮聖人坐像とともに大田区の有形文化財に指定されている。