京浜急行六郷土手駅の南、徒歩2分。第一京浜が多摩川を渡る新六郷橋のたもとにある。かつてこの場所は六郷の渡しがあった所で、境内の入り口には「六郷の渡し跡」の解説板が建っている。 また、鳥居の脇には「止め天神」という石柱が建っている。これは徳川8代将軍吉宗の馬がこの地で暴走して将軍が落馬しそうになったのを止めることができたのはこの神社の御加護によるためとされ、そう呼ばれるようになったと言われる。 社殿内には等身大の木馬があり、縁日にはこの木馬にまたがって祈願する習わしが伝承されている。神社の創建年代は明らかではないが、江戸時代の創建と推定されている。 境内は広くはなく、ひなびた雰囲気がある。