照栄院
東急池上線池上駅の北、徒歩10分。本門寺に向かって右手の呑川沿いに本堂、その北に久遠林、さらに101段の急な石段を登った奥に妙見大菩薩を安置する妙見堂がある。
寺の歴史は文保2年(1318年)日蓮大聖人の高弟日朗聖人が草庵を結んだのに始まる。その後草庵は荒廃したが、嘉吉年間に日鏡聖人が再興した。元禄元年(1688年)池上本門寺第22世日玄聖人がこの地に僧侶の学校である南谷檀林を開創。広い寺域の中に各種の施設が集積した。妙見堂もこの時期に建てられた。現在の堂は慶応2年(1866年)の再建と伝えられる。
平成14年(2002年)には日蓮大聖人の題目始唱750年を記念して、近代的な永代供養廟久遠林が完成した。6月のあじさいをはじめ季節の花が美しいことでも知られており、毎年冬至の日に妙見堂で催される星祭りには参詣者が多い。
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