京浜急行梅屋敷駅の南,徒歩5分。江戸時代に「和中散」という薬を販売していた山本屋の店の跡で,山本屋は当時梅の木や椿などを植えて庭園と休み茶屋を造って客でにぎわい,「梅屋敷」と呼ばれて江戸の名所であった。 戦災や道路・鉄道の開通にともない,庭園の大半は失われたが,残った部分が大田区が管理する公園となっている。園内には梅林の一部や石碑などが残っており、往時の面影をしのぶことができる。