→拡大写真 念仏講供養塔(→拡大写真)
JR大森駅の北、徒歩15分。寺伝によれば、安和2年(969年)尊栄法印によって創建され、その後一時廃れたが、貞和3年(1347年)に了覚法印が中興開山したとされる。 江戸時代には三代将軍家光の祈願所として崇敬を受けた。本堂は寛文7年(1667年)の建築で、その後改修されてはいるが、品川区最古の木造建築物である。 寺門の前には道路をはさんで石造念仏講供養塔が3基ある。この場所はもとは来迎院の境内であったが、道路が建設されたため現在のような姿になった。これらは明暦2年(1656年)から寛文7年(1667年)にかけて造立されたもので、当時盛んであった念仏講が大井村でも行われていたことを示すものとして品川区の有形文化財に指定されている。