地下鉄門前仲町駅の南、徒歩3分。もともとは応徳3年(1086年)浅草黒船町に創建されたが、創建年や創建者などは諸説があり、定かではない。享保17年(1733年)、浅草の火災で黒船町一帯も類焼し、神社も焼失、この火事の代地として現在の牡丹町の地を与えられ、町とともに神社も移転したと伝えられる。 現在は鳥居と小さな堂があるだけだが、江戸時代には、木が茂った森で「すずめの森」として有名だったと言われる。当時の境内には『東海道四谷怪談』の作者として有名な四世鶴屋南北が住んでいて、南北終焉の地として知られている。