東武伊勢崎線浅草駅の北東、徒歩16分。弘安2年(1279年)、浅草寺座主を務めた寂海法印が日蓮上人の弟子日常との宗論に敗れ、名を日寂と改め、妙昌寺として創建したのに始まる。 その後、水害に遭い、元享元年(1321年)現在地に再興、長昌寺と改称した。元和年間(1615〜1624)江戸幕府の有力な譜代大名酒井忠勝によって中興されたと伝えられる。 境内には銅鐘がある。この銅鐘は「鐘淵沈鐘伝説」として残されている鐘の一つであり、享保5年(1720年)に再鋳されたもので、台東区の重要美術品に指定されている。