西蔵院
JR鶯谷駅の北東、徒歩8分。山門をくぐった正面に本堂が端正なたたずまいを見せている。
創建の時期は明らかではないが、寺のホームページの記述によれば、開山は室町時代の1400年代前後ではないかと推定されている。寺は池波正太郎の『鬼平犯科帳』や菅野昭正編『九鬼周造随筆集』に登場していることが知られている。
また、寺の北東100mほどのところにある西蔵院境外仏堂不動堂内にはかつて江戸時代からの有名な「根岸の大松」があった。この松は樹齢350年もの巨樹であったが、昭和時代になって枯死し、不動堂にはその根で作った不動明王像が祀られている。現在、境内には三代目の松が植えられている。
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