地下鉄千代田線千駄木駅の西、徒歩5分。五代将軍綱吉の妾お傳の方(小谷忠榮の娘)を開基、贈権僧正恢堂恵宏を開山として、元禄8年(1695年)、急死したお傳の方の父小谷氏追善のため創建され、寺領200石の御朱印状を拝領した。 江戸時代には再度火災に遭い、さらに昭和20年(1945年)の東京大空襲によって堂宇をはじめ遺物・宝物を焼失した。 現在の近代的なたたずまいの本堂は平成になってからの建築。門前には世尊院の由緒を刻んだ石碑が残されている。