JR御茶ノ水駅の北東,徒歩2分。聖橋をわたってすぐのところにある。元禄3年(1690年)に5代将軍綱吉が上野忍岡にあった林羅山邸内の先成殿をこの地に移し,大成殿と改称して孔子像と孔子の弟子の四賢像を安置した。同時に御成殿や学寮を設置した。湯島聖堂とは孔子廟である大成殿のことをいう。 聖堂は何度か火災で焼失し,その都度再建を繰り返してきた。現在の鉄筋コンクリート造りの建物は昭和10年(1935年)に再建されたものであるが,入徳門は江戸時代のものがそのまま残っている。 境内には世界最大と言われる高さ4.57mもある巨大な孔子の銅像がある。