JR目白駅の西、徒歩10分。洋画家中村彝(1887〜1924)のアトリエを新宿区が復元・整備したもので、平成25年(2013年)3月にオープンした。 中村彝は中村不折や満谷国四郎の指導を受け、大正5年(1916年)からこの地に住んだ。大正13年(1924年)に病没するまでの短い生涯の中で『エロシェンコ像』など数々の作品を残した。 記念館は管理棟とアトリエ棟、芝生の庭からなり、復元されたアトリエ棟の建物は大正5年の建築で、アトリエや居間、台所、同居人の部屋などがある。アトリエは建物の北の部分にあり、明かりを取り入れるため天井にはガラスが嵌め込まれている。アトリエ内には彝の使用したイーゼルや家具・調度品(複製)などが展示されている。