西武新宿線下落合駅の南西、徒歩7分。源義家が奥州征討の際に戦勝を祈願して参詣したと伝えられるが、創建の時期は明らかではない。古くから上落合の鎮守社として地域の信仰を集めてきた。昭和20年(1945年)の戦災で社殿などを焼失し、のちに再建された。 かつて拝殿の天井絵の一枚であった谷文晁の板絵や天明5年(1785年)に奉納された鰐口、新宿区内では最古とされる正保4年(1647年)造立の庚申塔などがあり、これらはいずれも新宿区の有形文化財に指定・登録されている。 境内には本殿や神楽殿があるほか保育園としても使われており、境内の隅のほうには富士塚がある。