都営地下鉄大江戸線落合南長崎駅の南、徒歩6分。住宅街の中に鄙びた感じのたたずまいを見せる小堂。ふだんは訪れる人も少ないが、堂内に不動明王像とその両脇に二眷族(矜羯羅童子・制咤迦童子)の三像を安置している。 荒削りで力強いこれらの像はいずれも円空の作であり、都内に伝存する円空仏では唯一の発見例とされており、新宿区の有形文化財に指定されている。 毎月28日の午後に開帳される。