JR田町駅の南西、徒歩10分。約400年前の慶長年間に、江戸の八丁堀に、朝ごとに光を放つ池があり、月山和尚が掘り起こしたところ、聖観音像が現れた。和尚は、その観音を「朝日観音」と名づけ、寺を創建して池宝山大増寺と命名したのに始まると伝えられる。その後、寛永12年(1635年)に現在地に移った。 都心の寺としては比較的墓所は広く、その中に歴代の住職が埋葬されている「ひじりの道」と名づけられた慰霊塔がある。