地下鉄白金高輪駅の北東、徒歩8分。桜田通りからちょっと東に入った三田の寺町の一角にある。 元和元年(1615年)了順法師によって江戸桜田郷に開創と伝えられており、現在地には天明元年(1781年)に移転した。 一部手直しはされているものの江戸時代の建築と推定される山門を入ると本堂と庫裏がある。本堂は寛政11年(1799年)の再建で珍しい土蔵造り。本堂内には江戸狩野派の絵師によるものと推定される紙本金地着色獅子図(襖貼付、4面)があり、港区の有形文化財(絵画)に登録されている。 また、本堂裏の墓地には江戸中期の儒学者片山兼山の墓がある。